事業紹介BUSINESS
加工FINISHING
綿織物中心にポリエステル/綿、綿/レーヨン、綿/麻などのさらし加工や、先染生地の整理加工を行い、多品種・小ロットで全国のお客様にご満足いただける製品をお届けしています。
伝統的に薄地のさらし加工を得意とし、例えば国内外のブランドハンカチの加工を多く手掛けてきました。また、中肉や厚地生地のさらし加工でも、ブレの無い安定した品質はお客様から好評をいただいています。さらに近年ではプリント事業にも力を入れています。
さまざまな後工程に対応できるのも当社ならではです。カレンダー・サンフォライズ・エアタンブラー・ブラシ起毛などの各種機械をそろえて特殊な加工を行えるほか、抗菌・撥水・UVカットなどの機能加工の実績も豊富です。
仕上げテンター機ではご要望に合わせてクリップとピンを使い分けることができ、出荷の荷姿も巻き・大径巻き・畳み・パレット畳みなどニーズ合わせた体制を取っています。
加工工程表
織布WEAVING
製織の準備工程である整経機・糊付けサイジング機を工場内で所有し、準備から製織・検査まで一貫した生産を可能とし、品質の安定を図っており、お客様に信頼される織物を生産しています。
たて糸に、短繊維の糸を使用した織物を得意としており、特に難燃繊維などを使用した機能性ユニフォームづくりには長年高評価をいただいています。
ジャカード織機も有しており、ファッション衣料だけでなくインテリア向けの大柄の織物も製織できます。
織布工程表
デジタル捺染DIGITAL TEXTILE PRINTING
当社が取り組む、インクジェットプリンターを使用して高品質な捺染が実現できる技術です。製版が不要なため版数に制限なくグラデーション表現が可能。製版を必要とした従来のアナログ捺染と比較すると、デザインなどの自由度が高いだけでなく、納期も短縮できるというメリットがあります。またアナログ捺染に比べて捺染工程時の排水量やCO2排出量、電気消費量が抑えられるので、環境面にも優れています。
反応染料
綿や麻、レーヨンなどへの染色に最も利用されています。染色堅牢度に優れており、布や生地の風合いを損なうことなく鮮明にプリントしやすいのが特長です。
顔料染料
反応染料とは異なり素材を選ばず、廃水・廃材が少ないサステナブルなプリントです。従来はゴワゴワ、パリパリとした風合いでしたが、現在はインクの改良が進んで手触りがよくなっています。
デジタル捺染工程表
環境への取り組みENVIRONMENTAL INITIATIVES
自社工場があるのは、東に鈴鹿山系、西に琵琶湖が位置する自然豊かな滋賀県東近江市。下流に琵琶湖をひかえて県や市の排水に関する基準値が厳しく制限される中、活性汚泥法処理施設で確実に排水処理を行って基準値をクリアするのは湖国の会社として当然の責務です。並行して工場内の緑化計画にも取り組み、木々の手入れや緑地を増やす努力を継続的に実施しています。
そのほか設備面では、環境に優しいデジタル捺染に早くから取り組んでいます。また工場内の照明をすべてLEDに交換し、電気使用量の削減を図ってCO2削減に貢献。加えて営業用車両にハイブリッド車、作業用リフトに電気リフトを導入しています。さらに、産業廃棄物の管理・処分についても、周辺環境を考えて専用倉庫を設置し、種類ごとに分別を行って処理業者に引き渡しています。これからも周辺地域やお客様から信頼される企業を目指し、SDGs17項目の順守を進めていきます。